神様が2024年にKCC&Tに与えてくださった虐待防止のミッションついてお知らせします。
こころのケアをしていて、多くのクリスチャンから教会でのさまざまな形の虐待について耳にするようになりました。傷ついた人をケアするだけでなく、防止に取り組まなければならないと強く感じていたところ、神様から次の御言葉が与えられました。
箴言31:8,9
「あなたは口のきけない者のために、また、すべての見捨てられた者の訴えのために、口を開け。あなたの口を開いて、正しい裁きを下し、貧しく乏しい者の訴えを弁護せよ。」(フランシスコ会聖書研究所訳註)
この2つの聖句をどのように適用していけばよいのか、神様はひとつずつ詳しく教えてくださいました。
「あなたは口のきけない者のために、…口を開け。」
教会で自分の感情的な苦しみを表現したり、人間関係の問題や自分の救いに対する疑念などについて話したりする勇気がない人たちのために話しなさい。彼らは、信仰が足りないとか、自分の罪のせいだと責められ、よけいに傷つくことを恐れているため話せないのです。
「また、すべての見捨てられた者の訴えのために、口を開け。」
心に傷を負いながらも、顧みられることなく、取り残され、裁かれていると感じている教会員のために声を上げなさい。
霊的指導者によるさまざまなハラスメント(霊的虐待、モラルハラスメント、パワーハラスメント、社会的弱者への虐待、ケアの放棄、マインドコントロール、経済的虐待、性的虐待など)に黙って苦しんでいる人々のために声を上げなさい。
「あなたの口を開いて、」
虐待についての情報を与え、警告し、事実を明らかにする。被害者の証言を広く伝える。
「正しい裁きを下し、貧しく乏しい者の訴えを弁護せよ。」
虐待を放置してはならない。正義の擁護者となり、虐待防止に取り組みなさい。
1) ハラスメントおよび教会のカルト化を防止するための聖職者倫理憲章を作成する。
-神の大切な群れの羊飼いとして、神に求められている役割を果たす。
-虐待に関する国や国際組織の法律と、それを遵守する義務。
-すべての人間の権利と基本的欲求、そしてそれらを尊重する義務。
この倫理憲章(規約)は、教派を超えた組織によって作成されるべきで、霊的指導者、弁護士、心理療法士、カウンセラー、ハラスメント(虐待)の被害者などで構成され、 その組織は、承認したすべての教会の責任者たちが倫理憲章(規約)を守っているかどうかの監査権を持つようにします。組織に署名した教会のリストは誰でも閲覧可能とします。それによって教会に対する信頼を回復し、事実を十分に知った上で教会を選んだり、推薦したりすることができるようにします。
2) 神学校においてこころのケアの教育と実践を導入する。将来の牧師が教会の指導権を引き継ぐ前に自らの心を癒すことが必要です。そうしないと、彼らは自分が責任者となる教会に自分の問題を持ち込み、その地位を悪用してしまうでしょう。(これについては「悩めるクリスチャンへのこころのケア」49ページの「よく指導できるようこころのケアを学ぶ」をお読みください)
これは大きな仕事であり、実行するためには賛同してくださる方々の助けが必要です。私たちはまず教会の現状を把握し、そこから解決策を探っていきたいと考えています。そのために多くの証言(虐待の事実)を集めています。ご自身のことでなくても、実際に見たり聞いたりしたことについて、被害者や教会の名前は伏せて、その経緯と教団の名前か単立教会かなどだけ明記してお知らせくだると助かります。
この件に関して、みなさまからの情報、ご意見、ご提案などをお待ちしています。
よろしくお願いいたします。